贈り物返され逆上 岩埼(いわざき)友宏容疑者(27)「殺すつもりだった」

アイドル【冨田真由】ストーカーのファンが刺傷 

 

「楽しい時間をありがとー」→「ほんと、嫌な女」

 

好意一転→急激に憎悪

 

 

 

東京都小金井市の雑居ビルで、アイドル活動をしていた東京都武蔵野市の私立大学生、

 

冨田真由さん(20)がファンの男に刺されて重体になっている事件で、傷害容疑で

 

逮捕された住所・職業不詳、岩埼(いわざき)友宏容疑者(27)が

 

「以前、プレゼントを贈ったが送り返され、腹が立って刺した」と供述していることが22日、

 

警視庁小金井署への取材で分かった

 

 

東京都小金井市の雑居ビルで、アイドル活動をしていた東京都武蔵野市の私立大学生、

 

【冨田真由】さん(20)がファンの男に刺されて重体になっている事件で、

 

傷害容疑で逮捕された住所・職業不詳、岩埼(いわざき)友宏容疑者(27)が

 

「以前、プレゼントを贈ったが送り返され、腹が立って刺した」

 

と供述していることが22日、警視庁小金井署への取材で分かった。

 

岩埼容疑者は

 

「殺すつもりだった。刃物は事前に用意した」

 

とも供述。同署は現場で刃渡り8・2センチの折りたたみ式ナイフを押収しており、

 

容疑を殺人未遂と銃刀法違反に切り替えて、詳しい経緯などを調べる。

 

同署によると、JR武蔵小金井駅周辺からイベントが開催される予定だった雑居ビル付近まで、

 

岩埼容疑者が冨田さんの後をつける様子が防犯カメラに写っていた。

 

岩埼容疑者は「駅で待ち伏せしていた。(雑居ビルの前で)プレゼントを送り返してきたことを問いただしたが、

 

「曖昧な答えだったのでカッとなり、何回も刺した」

 

と供述したという。

 

 

岩埼容疑者は今年1月から冨田さんのツイッターに執拗(しつよう)に書き込みを続けており、

 

冨田さんが警視庁に相談。警視庁は5月21日に冨田さんが出演するイベントがあることも把握していたが、

 

岩埼容疑者の所在確認などはしていなかった。

 

また、冨田さんの相談は平成25年に三鷹市で発生したストーカー殺人事件を受け

 

警視庁本部に設置された専門部署

 

「人身安全関連事案総合対策本部」

 

にも報告されていなかった。

 

同庁は対応に問題がなかったか調査する。

◇容疑者の自宅管轄

 

 

東京都小金井市で大学生の冨田真由さん(20)が刃物で刺され意識不明の重体となっている事件で、
冨田さんの母親が今月4日、職業不詳、岩埼(いわざき)友宏容疑者(27)=
傷害容疑で逮捕=の自宅がある京都市内の警察署に電話し、
「娘が嫌がらせを受けている」と相談していたことが京都府警などへの取材でわかった。

 

 

京都府警によると、冨田さんの母親は4日午前6時過ぎ、別の用件で訪れていた京都駅から電話し、
岩埼容疑者の自宅がある地域を管轄する右京署に
「娘がブログやツイッターで右京区に住む男に執拗(しつよう)な嫌がらせを受けている」と相談した。
電話の時間は約6分間で、応対した警察官は警視庁に相談するよう伝えたという。

 

 

京都府警はこの対応について、
「男の名前や住所などの情報がなかった。娘さんが東京にいるなら、
嫌がらせの証拠を持って警視庁に行くほうがいいと伝えた。適切な対応だった」としている。

 

 

冨田さんは6日、知人を通じて警視庁武蔵野署に「相談したい」と電話で伝え、
9日に知人と同署を訪問。岩埼容疑者からのツイッターやブログへの書き込みをやめさせてほしいと相談していた。

 

 

警視庁は23日、岩埼容疑者を殺人未遂と銃刀法違反の容疑で東京地検に送検し、京都市右京区の自宅を家宅捜索した。逮捕後、「殺すつもりだった」と供述したことから容疑を切り替えた。

 

元アイドル本田理沙告白【ナイフで脅され服を脱がされた】

 

元アイドル本田理沙が生激白「ナイフで脅され服を脱がされた」恐怖のストーカー被害の真相

 

 

2015年11月5日放送の『ヨソで言わんとい亭〜ココだけの話が聞ける(秘)料亭〜』(テレビ東京系)に、

 

元人気アイドルの本田理沙(44)が出演し、

 

かつて人気絶頂だった芸能界を引退した理由をストーカーからのレイプ未遂事件だったことを告白した。

 

本田は1997年、26歳の時に結婚を理由に引退したが、その原因は死を覚悟するほどのストーカー被害だった。

 

地方に営業へ出かけた際には東京駅で「いってらっしゃい」と声をかけてきたファンが、

 

大阪着いたら「理沙ちゃんおかえりなさい」と出迎えられたこともあったという。

 

その為、ファンからのプレゼントも注意し、盗聴器が付けられていないかなど、事務所側が徹底的にチェックを入れていた。

 

しかし徐々にストーカーの行為は、本田理沙の自宅まで及ぶようになってきた。

 

ある日、自宅のインターフォンが鳴ったので本田が出てみると、

 

いきなり見ず知らずの男性が、靴をドアに挟んで部屋に侵入しようとしトラブルになったこともあったという。

 

これらの被害について本田が、当時の事務所に相談しても、自己管理がなっていないと怒られるばかりだったという。

 

当時はストーカーという言葉がまだ一般的に認知されておらず、

 

事務所側も「ただの行き過ぎたファン」程度の認識だった。

 

だが、ストーカーのストーカー行為はさらにエスカレートし、ついには自宅マンションの

 

エレベーター内でナイフを突きつけられ、服をたくし上げ胸をあらわにされ体を触られるという事件

 

が起こってしまったのだ。

 

この時、たまたま他の住民がエレベーターに乗ろうとしてきたため、犯人は逃げていったが、まさに命の危険があった。

 

度重なるストーカー被害の為、突発性難聴を発症した本田は、その後芸能界を引退した。

 

東京都小金井市で今年5月、男から刃物で刺されて一時重体となっていた冨田真由さん(21)が12月16日、

 

代理人を通じて手記を発表し、

 

「警察がこの事件のことを本当に反省してくれていないと、また同じことが繰り返されるのではないかと心配です」

 

と現在の心境を明かした。

 

 

 

音楽活動をしていた冨田さんは今年5月、東京都小金井市でイベントに出演する直前、ライブハウスの入るビル近くで、

 

岩埼友宏被告人(殺人未遂で起訴済)から刃物で首や胸などを複数カ所刺されて、一時重体となっていた。冨田さんは事件前、

 

警視庁に「ブログなどに執拗に書き込みがされている」と相談していた。

 

 

冨田さんの代理人をつとめる柴田崇弁護士が12月16日、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見を開いた。

 

柴田弁護士によると、冨田さんは今年9月初旬に退院して、現在も療養中。

 

顔や首、手や腕などに傷が残っており、今後、その傷が目立たないようにする手術を受ける予定だという。

 

 

また、大量出血したことから、脳梗塞を発症し、視野狭窄(左側が見えにくい)の状態。

 

さらに、フラッシュバックと呼ばれる症状があり、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症。

 

近くに男性がいると怖いため、付き添いの人がいないと公共交通機関が利用できないという。

 

 

冨田さんは事件前、警視庁武蔵野署に、ブログなどに執拗に書き込みがされていることを相談していた。

 

武蔵野署長は12月13日、事前に相談を受けたにもかかわらず、重大な事件を起こしたことについて謝罪。

 

警視庁は12月16日、「人身の安全を早急に確保する必要があると判断すべき事案であった」などと結論づける検証結果を発表した。

 

 

冨田さんが公表した手記には、「事件に遭った日から時間が止まってしまったかのように、前に進むことが怖くなってしまいました」「警察がこの事件のことを本当に反省してくれていないと、また同じことが繰り返されるのではないかと心配です」など、警察の対応に納得していないことがつづられている。

 

 

冨田真由さんの手記全文

冨田さんの手記全文

 

まずは、私が被害に遭ったときに、現場で犯人に立ち向かってくれた方、110番通報をして下さった方々に、この場を借りてお礼を申し上げます。

 

 

今私が生きていられるのは、皆様のおかげです。本当にありがとうございました。

 

 

また、被害に遭った後から、これまでの間、警視庁の犯罪被害者支援室の皆様には大変お世話になっていて支援室の皆様にはとても感謝しております。

 

 

犯人からのSNSへの書き込みが始まったのは平成26年の6月からでした。

 

 

特に不安や恐怖を大きく感じるようになったのは、ライブ終了後にストーカー行為をされたことや、生き死にに関する書き込みが1日に何件もくるようになったことがきっかけです。

 

 

初めは、気にしないでいようと踏ん張っていましたが、どんどん不安や恐怖が積み重なり、その重さに限界を感じていました。そんな気持ちから家族や友人に相談しましたが、犯人が急に目の前に現れて殺されそうになったとしても、私も家族も周りの人も素人なので、自分のことや誰かを守る方法は何も知りません。

 

 

そんな中でも希望を持っていたのが、警察に助けを求めることでした。家族や友人は、命より大切なものはないよと、身の危険を感じていることや助けてほしいということを警察に伝えた方が良いと背中を押してくれました。私も、この不安や恐怖を解消するための一番良い方法だと思いました。

 

 

警察には、命の危険を感じていることがわかる資料をいくつも持っていきました。男女2人の生活安全課の方が対応をしてくれて、主に女性が話を聞いてくれました。平成26年の6月からSNSへの書き込みが始まったこと、生き死にに関する書き込みが頻繁にあること、友人のSNSにも迷惑な書き込みがされていること、ライブ終了後にストーカー行為をされ命の危険を感じていたことを、持っていった資料を見ながら、特に危険だと感じていたものに関してはひとつひとつ説明をし、「殺されるかもしれない」と不安や恐怖を訴えました。資料が多かったため、後でゆっくり読ませてもらうと女性の方に言われましたが、ストーカー行為をされたことに関しては、そのときの状況を何度も説明すると、頷きながら聞かれていたので、理解してくれたのだと思っていました。

 

 

相談にいったときに伝え忘れたことはひとつもありません。

 

 

警察からは、「使っているSNSから犯人のアカウントをブロックしてください」「何かあればこちらから連絡します」と言われました。その後相談から事件までの間に、担当者から3回ほど電話がかかってきましたが、私のことを聞かれたのはそのうち1回だけでした。

 

 

事件後、私が相談に行ったときのことについては、平成28年11月28日と12月2日の2回にわたって、警察から事情聴取を受けました。

 

 

警察からの聴取の際、挨拶が終わった後の最初の言葉が「本当に殺されるかもしれないと言ったんですか」でした。その後も、私が「殺されるかもしれないという言葉を言っていないのではないかと何度も聞かれました。

 

 

でも、「殺されるかもしれない」という言葉を、私は絶対に伝えました。母も、警察に何度も訴えてくれました。これだけは間違いありません。この事実を警察が認めないことに、怒りを通り越して、悲しみを感じています。

 

 

必死に訴えたことが全く伝わらなかった。感じるものに温度差があったとしても、警察に持っていった多くの資料があり、殺されるかもしれないと何度も伝えたにもかかわらず、危険性がないと判断されたのは今でも理解できません。

 

 

今思うと、相談した際に、女性の警察官がほとんどメモを取らずに話を聞いていたことや、男性の警察官が「他の事件が忙しい」と言い何度も部屋を出入りしていたことから、私の相談を軽い気持ちで聞いていたのだと思います。

 

 

私が言ったことをどのように受け取ったのか、相談した担当者に直接話を聞かせてほしいと何度もお願いしてきましたが、組織として対応していますと、一切取り合ってもらえませんでした。

 

 

平成28年12月13日に、武蔵野署の署長からは形ばかりの謝罪がありましたが、「少しお元気になられたようですが」と、傷つく言葉がかけられました。謝罪をしていただいたからといって傷だらけになった身体が元に戻る訳でもないし、時間を巻き戻せる訳でもありません。それでも、警察がどうして私の相談を真剣に受け止めてくれなかったのか、きちんと理由を説明してもらえるのなら、少しは救われるのかもしれません。

 

 

 

事件に遭った日から時間が止まってしまったかのように、前に進むことが怖くなってしまいました。支えや助けがあること、温かい言葉をかけてくれる人がいることで、きっと大丈夫だと思える勇気をもらい、なんとか毎日を過ごしています。

 

 

この事件以降も、似たような事件が起こっているのをニュースでみかけますが、その度にとても苦しい気持ちになります。犯人の勝手な思い込みや都合、感情だけで、なくなっていい命はどこにもありません。

 

 

本事案発生後の取り組みを拝見しましたが、警察がこの事件のことを本当に反省してくれていないと、また同じことが繰り返されるのではないかと心配です。

 

 

この事件をきっかけに、同じ不安や恐怖を抱えて苦しんでいる人が、安心できるような社会に変わっていってくれたら嬉しいです。

 

 

この文章で、少しでも私の気持ちが伝わりますように。

 

 

平成28年12月16日

 

 

冨田真由

結局、警察に相談しても意味がないという事です

何度も言っていますが、殺意あるストーカーへの対処は、

 

警察ではありません。

 

残念ですが、ほとぼりが冷めるまで、相手の殺意が消えるまで、

 

静かに身を隠すことのみです。

 

それしか、自分自身を守る方法はありません。